Genius 1 Lesson 7 単語の意味&本文和訳 保存倉庫
Lesson 7
Mother of Women’s Judo
女子柔道の母
Part 1
occupation 占領
force 軍隊
ban 禁じるwant 人 ― ing 人に―してほしいと願っている・―であってほしいと思っている
practice 練習する、けいこする、(格闘技を)行う
martial art 格闘技
bring ~ back ~を復活させる
by the early 1950s 1950年代の初めまでに
championship 選手権大会
competition 競技会、大会
hold-held-held 開催する
the number of ~ ~の数
win-won-won 勝つ、優勝する、勝ち取る
medal メダル、勲章
media メディア
exposure 露出
turn from A into B AからBへと変貌する
competitive 競争の、競争力のある、競争好きな
competitive sport 競技
a large number of ~ 数多くの~
follower 支持者、熱心なファン
the International Olympic Committee 国際オリンピック委員会
recognize 理解する、認識する
recognize A as B AをBとして認める
convince 納得させる
convince 人 to ― 人に―するように説得する
include 含む
in particular 特に
play a ~ role in ― ing ―することに~な役割を果たす
happen to ~ ~に起きる
fight for ~ ~のために戦う・闘う
essential 絶対必要な、本質的な、きわめて重要な
第2次世界大戦後、日本駐留のアメリカ占領軍は柔道を禁止しました。占領軍は人々にどのような格闘技も練習しないでいてほしかったのです。しかし、1950年代の初めまでには、柔道は復活し、1956年に最初の世界選手権大会が東京で開かれました。柔道は1964年にオリンピック種目になり、同大会でメダルを獲得した国の数は、いかに柔道が世界中に広まっていたのかを示しています(メダル獲得国はソ連、西ドイツ、韓国、オーストラリア、米国、オランダ、そして日本でした)。メディアへの露出が、柔道が日本の格闘技から、数多くの熱心なファンを持つ競技に変わることに役立ちました(→メディアで何度も取り上げられ、柔道は日本の格闘技から、数多くのファンのいる競技へと変貌して行きました)。
1992年、国際オリンピック委員会(IOC)は、女子柔道をオリンピック種目として認めました。長年の間、人々がIOCに女子のための競技を含めるように説得する努力をしてきた結果でした。特に、レナ「ラスティ」カノコギという一人の女性は、IOCを動かすのに主要な役割を果たしました。1959年にレナさんに偶然起こったことのせいで、女子柔道のために闘うことは、レナさんにとってきわめて大切になりました。
Part 2
grow up 育つ、成長する
as a young girl 幼い女の子だった頃
(前置詞の as は基本的に「~として」という意味になります。ただし~の部分が人生の発達段階を表わす言葉のときに限って as は「~の頃・とき」という特別な意味になります)
reputation 評判
tough 丈夫な、強い、強情な
as a tough person 強情な人物として
ask 人 to ― 人に―するようにお願いする
state 言明する
compete (競技に)参加する
no ever
participate 参加する
assume 決めてかかる、想定する
substitute 代理になる
substitute for ~ ~の代わりになる
injure 怪我をさせる
proudly 誇らしげに
ceremony 儀式、式典、表彰式
hear ~ called ~が呼ばれるのを聞く
tournament トーナメント、選手権
director 監督、責任者、理事
apparently 見たところ~のようです、明らかに~
(2つの反する意味がありますが、高校生の間は入試も含めて、前者一本で押し通すのがいいと思います)
organizer 組織者、主催者
take part in ~ ~に参加する
trophy トロフィー、優勝記念品(本文では優勝メダル=金メダルのことです。複数形になっていることに注意していただければ、トロフィーが誤訳であることが理解できます)
give ~ back ~を戻す
mission 任務、使命
terrible ひどい、恐ろしい
something wrong 何か間違ったこと、何か悪いこと
want 人 to ― 人に―してもらいたい
ラスティ・グリックマンさんはニューヨークのブルックリンで育ちました。小さい頃は、強情な子だと評判でした。ラスティさんが柔道を学び始めると、とてもうまくなって、コーチがニューヨーク州YMCA柔道大会に出てはどうかとラスティさんに言うほどでした。
男子しか競技できないと明確に規定する規則はありませんでしたが、女性はそれまで1人も参加したことはありませんでした。ですから、誰もがラスティさんは男の子だと決めてかかっていました。ラスティさんはけがをしたチームメイトの代わりに出場し、チームが優勝するのに貢献しました。ラスティさんは金メダルを受け取るために(チームの)みんなと一緒に誇らしげに立っていました。しかし、表彰式の後でラスティさんの名前が呼ばれました。(1人の)大会責任者がラスティさんを事務所に連れて行き、メダルをあきらめさせました。どうやら、大会の主催者たちは、女性が競技会に参加するのを好ましく思っていなかったようです。
「メダルを持たないで戻ったとき、チームメイトはみんな、金メダルを返上したいと思いましたが、私はどうしてもそうさせませんでした」と彼女は言いました。ラスティさんは新たな使命を持って、大会を去りました。ラスティさんは次のように言いました。「ひどい気持ちでした――女性であることで何か悪いことでもしたような、ひどい気分でした。もう2度と他の女の子や女性にそんなことは起こってほしくないと思いました」
Part 3
ban A from B AをBから締め出す
participate in ~ ~に参加する
amateur アマチュア
consider じっくりと考える、見なす
professional プロの、プロ選手、職業人
move to ~ ~に引っ越す
headquarters 総本山、本部、本社
be filled with ~ ~でいっぱいである
knowledge 知識
technique 技術
require 必要とする
be ready to ― ―する準備ができている
female 女子の
full-contact sport フルコンタクトの(体全体がぶつかる)運動
courtship 結婚前の交際期間、求婚期間、求愛行動
lead to ~ ~につながる
marriage 結婚
establish 設立する
community 集団、コミュニティ
mission 任務、使命
gain 得る
entry 加入、入場権、参加者名簿
raise 集める
by the early 1980s 1980年代の初めまでに
up for ~ ~に持ち出される、~に立候補する
consideration 考慮、審理、考慮すべき事柄
ラスティさんは、YMCAの大会から締め出されただけではなく、アマチュアの大会にも参加できなくなりました。週に5ドルでYMCAで柔道を教えていることが、ラスティさんが柔道でお金を稼いでいることになり、そのため彼女は「プロ選手」と見なされたのです。
1962年、ラスティさんは、柔道の総本部の講道館で柔道を学ぶために日本に引っ越しました。講道館で練習をした最初の外国人女性になりました。ラスティさんは、最高の柔道家に必要とされる知識と技術を身につけ帰国しました。しかしそれでも依然として、ラスティさんを受け入れる準備が出来ている場所を見つけられませんでした。女性のための国内大会がひとつもなく、しかも、オリンピックでフルコンタクトの女子スポーツは不可能なように思えました。
ラスティさんが日本にいる間に、彼女は鹿子木量平という名前の仲間の柔道家に出会いました。ラスティさんがニューヨークに戻った後、量平さんはラスティさんのもとを訪れ、交際期間を経て、結婚へとつながりました。2人はブルックリンに「九州道場コミュニティサービスセンター」を開きました。
ラスティさんは自分の使命を続けました。女性が競技会への参加資格を手に入れるのに役立つために(→女性が競技会に参加できるように)、手紙を書き続けました。お金を集めて、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開かれた、女子の第1回世界柔道選手権大会を組織しました。大会は成功し、1980年代の初めまでには、女子柔道がオリンピックの考慮に持ち出されました(→オリンピック種目の候補になりました)。
Part 4
holder 所持者
degree 段
fame 名声
prestigious 権威のある、一流の、有名な、
award 賞
judge 審判
contribute to ~ ~に貢献する
unselfishly 利他的に、献身的に
promote 推し進める
public 公の、公開の
incident 事件
audience 聴衆、観客
agree to ― ―することに同意する
correct 正す
inspirational 霊感を受けた、鼓舞する
leadership 指導者としての地位、指導力、統率力
commitment 献身
equality 平等
proof 証明
hard work 懸命の働き
effort 努力
for the past 50 years 過去50年間
in vain むなしく、無駄に
黒帯七段の保持者の「柔道の母」は、国際女性スポーツの殿堂入りをしています。ラスティさんは、米国女子柔道のオリンピックチームのコーチでした。2007年に、ラスティさんは審判として能力を伸ばしたことと、柔道がオリンピック種目になることに献身的に貢献したことに対して権威ある賞を受賞しました。翌年、日本政府は、ラスティさんが柔道を推し進めた業績に対して勲章を授与しました。
ラスティさんは、ご自分の演説の一つで、1959年の事件について話をしました。聴衆の1人が怒って、全米YMCAに手紙を書きました。YMCAは間違いを訂正することに同意し、2009年8月21日にラスティさんはメダルを授与されました。このメダルは、ラスティさんの「スポーツ界で女性が平等を勝ち取るよう、みんなを元気づけた統率力と献身」に対する特別なメダルでした。その新しいメダルは、ラスティさんの過去50年にわたる懸命の働きと努力が無駄ではなかったということの証明でした。(授賞式の会場になった)部屋にいた誰もがみんな、74歳のラスティさんが「このメダルは(1959年に断念した金メダルより)ずっと素晴らしいものです」と言っているのを聞くことができました。
Mother of Women’s Judo
女子柔道の母
Part 1
occupation 占領
force 軍隊
ban 禁じるwant 人 ― ing 人に―してほしいと願っている・―であってほしいと思っている
practice 練習する、けいこする、(格闘技を)行う
martial art 格闘技
bring ~ back ~を復活させる
by the early 1950s 1950年代の初めまでに
championship 選手権大会
competition 競技会、大会
hold-held-held 開催する
the number of ~ ~の数
win-won-won 勝つ、優勝する、勝ち取る
medal メダル、勲章
media メディア
exposure 露出
turn from A into B AからBへと変貌する
competitive 競争の、競争力のある、競争好きな
competitive sport 競技
a large number of ~ 数多くの~
follower 支持者、熱心なファン
the International Olympic Committee 国際オリンピック委員会
recognize 理解する、認識する
recognize A as B AをBとして認める
convince 納得させる
convince 人 to ― 人に―するように説得する
include 含む
in particular 特に
play a ~ role in ― ing ―することに~な役割を果たす
happen to ~ ~に起きる
fight for ~ ~のために戦う・闘う
essential 絶対必要な、本質的な、きわめて重要な
第2次世界大戦後、日本駐留のアメリカ占領軍は柔道を禁止しました。占領軍は人々にどのような格闘技も練習しないでいてほしかったのです。しかし、1950年代の初めまでには、柔道は復活し、1956年に最初の世界選手権大会が東京で開かれました。柔道は1964年にオリンピック種目になり、同大会でメダルを獲得した国の数は、いかに柔道が世界中に広まっていたのかを示しています(メダル獲得国はソ連、西ドイツ、韓国、オーストラリア、米国、オランダ、そして日本でした)。メディアへの露出が、柔道が日本の格闘技から、数多くの熱心なファンを持つ競技に変わることに役立ちました(→メディアで何度も取り上げられ、柔道は日本の格闘技から、数多くのファンのいる競技へと変貌して行きました)。
1992年、国際オリンピック委員会(IOC)は、女子柔道をオリンピック種目として認めました。長年の間、人々がIOCに女子のための競技を含めるように説得する努力をしてきた結果でした。特に、レナ「ラスティ」カノコギという一人の女性は、IOCを動かすのに主要な役割を果たしました。1959年にレナさんに偶然起こったことのせいで、女子柔道のために闘うことは、レナさんにとってきわめて大切になりました。
Part 2
grow up 育つ、成長する
as a young girl 幼い女の子だった頃
(前置詞の as は基本的に「~として」という意味になります。ただし~の部分が人生の発達段階を表わす言葉のときに限って as は「~の頃・とき」という特別な意味になります)
reputation 評判
tough 丈夫な、強い、強情な
as a tough person 強情な人物として
ask 人 to ― 人に―するようにお願いする
state 言明する
compete (競技に)参加する
no ever
participate 参加する
assume 決めてかかる、想定する
substitute 代理になる
substitute for ~ ~の代わりになる
injure 怪我をさせる
proudly 誇らしげに
ceremony 儀式、式典、表彰式
hear ~ called ~が呼ばれるのを聞く
tournament トーナメント、選手権
director 監督、責任者、理事
apparently 見たところ~のようです、明らかに~
(2つの反する意味がありますが、高校生の間は入試も含めて、前者一本で押し通すのがいいと思います)
organizer 組織者、主催者
take part in ~ ~に参加する
trophy トロフィー、優勝記念品(本文では優勝メダル=金メダルのことです。複数形になっていることに注意していただければ、トロフィーが誤訳であることが理解できます)
give ~ back ~を戻す
mission 任務、使命
terrible ひどい、恐ろしい
something wrong 何か間違ったこと、何か悪いこと
want 人 to ― 人に―してもらいたい
ラスティ・グリックマンさんはニューヨークのブルックリンで育ちました。小さい頃は、強情な子だと評判でした。ラスティさんが柔道を学び始めると、とてもうまくなって、コーチがニューヨーク州YMCA柔道大会に出てはどうかとラスティさんに言うほどでした。
男子しか競技できないと明確に規定する規則はありませんでしたが、女性はそれまで1人も参加したことはありませんでした。ですから、誰もがラスティさんは男の子だと決めてかかっていました。ラスティさんはけがをしたチームメイトの代わりに出場し、チームが優勝するのに貢献しました。ラスティさんは金メダルを受け取るために(チームの)みんなと一緒に誇らしげに立っていました。しかし、表彰式の後でラスティさんの名前が呼ばれました。(1人の)大会責任者がラスティさんを事務所に連れて行き、メダルをあきらめさせました。どうやら、大会の主催者たちは、女性が競技会に参加するのを好ましく思っていなかったようです。
「メダルを持たないで戻ったとき、チームメイトはみんな、金メダルを返上したいと思いましたが、私はどうしてもそうさせませんでした」と彼女は言いました。ラスティさんは新たな使命を持って、大会を去りました。ラスティさんは次のように言いました。「ひどい気持ちでした――女性であることで何か悪いことでもしたような、ひどい気分でした。もう2度と他の女の子や女性にそんなことは起こってほしくないと思いました」
Part 3
ban A from B AをBから締め出す
participate in ~ ~に参加する
amateur アマチュア
consider じっくりと考える、見なす
professional プロの、プロ選手、職業人
move to ~ ~に引っ越す
headquarters 総本山、本部、本社
be filled with ~ ~でいっぱいである
knowledge 知識
technique 技術
require 必要とする
be ready to ― ―する準備ができている
female 女子の
full-contact sport フルコンタクトの(体全体がぶつかる)運動
courtship 結婚前の交際期間、求婚期間、求愛行動
lead to ~ ~につながる
marriage 結婚
establish 設立する
community 集団、コミュニティ
mission 任務、使命
gain 得る
entry 加入、入場権、参加者名簿
raise 集める
by the early 1980s 1980年代の初めまでに
up for ~ ~に持ち出される、~に立候補する
consideration 考慮、審理、考慮すべき事柄
ラスティさんは、YMCAの大会から締め出されただけではなく、アマチュアの大会にも参加できなくなりました。週に5ドルでYMCAで柔道を教えていることが、ラスティさんが柔道でお金を稼いでいることになり、そのため彼女は「プロ選手」と見なされたのです。
1962年、ラスティさんは、柔道の総本部の講道館で柔道を学ぶために日本に引っ越しました。講道館で練習をした最初の外国人女性になりました。ラスティさんは、最高の柔道家に必要とされる知識と技術を身につけ帰国しました。しかしそれでも依然として、ラスティさんを受け入れる準備が出来ている場所を見つけられませんでした。女性のための国内大会がひとつもなく、しかも、オリンピックでフルコンタクトの女子スポーツは不可能なように思えました。
ラスティさんが日本にいる間に、彼女は鹿子木量平という名前の仲間の柔道家に出会いました。ラスティさんがニューヨークに戻った後、量平さんはラスティさんのもとを訪れ、交際期間を経て、結婚へとつながりました。2人はブルックリンに「九州道場コミュニティサービスセンター」を開きました。
ラスティさんは自分の使命を続けました。女性が競技会への参加資格を手に入れるのに役立つために(→女性が競技会に参加できるように)、手紙を書き続けました。お金を集めて、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開かれた、女子の第1回世界柔道選手権大会を組織しました。大会は成功し、1980年代の初めまでには、女子柔道がオリンピックの考慮に持ち出されました(→オリンピック種目の候補になりました)。
Part 4
holder 所持者
degree 段
fame 名声
prestigious 権威のある、一流の、有名な、
award 賞
judge 審判
contribute to ~ ~に貢献する
unselfishly 利他的に、献身的に
promote 推し進める
public 公の、公開の
incident 事件
audience 聴衆、観客
agree to ― ―することに同意する
correct 正す
inspirational 霊感を受けた、鼓舞する
leadership 指導者としての地位、指導力、統率力
commitment 献身
equality 平等
proof 証明
hard work 懸命の働き
effort 努力
for the past 50 years 過去50年間
in vain むなしく、無駄に
黒帯七段の保持者の「柔道の母」は、国際女性スポーツの殿堂入りをしています。ラスティさんは、米国女子柔道のオリンピックチームのコーチでした。2007年に、ラスティさんは審判として能力を伸ばしたことと、柔道がオリンピック種目になることに献身的に貢献したことに対して権威ある賞を受賞しました。翌年、日本政府は、ラスティさんが柔道を推し進めた業績に対して勲章を授与しました。
ラスティさんは、ご自分の演説の一つで、1959年の事件について話をしました。聴衆の1人が怒って、全米YMCAに手紙を書きました。YMCAは間違いを訂正することに同意し、2009年8月21日にラスティさんはメダルを授与されました。このメダルは、ラスティさんの「スポーツ界で女性が平等を勝ち取るよう、みんなを元気づけた統率力と献身」に対する特別なメダルでした。その新しいメダルは、ラスティさんの過去50年にわたる懸命の働きと努力が無駄ではなかったということの証明でした。(授賞式の会場になった)部屋にいた誰もがみんな、74歳のラスティさんが「このメダルは(1959年に断念した金メダルより)ずっと素晴らしいものです」と言っているのを聞くことができました。
コメント
コメントを投稿