Genius 1 Read On! 1 単語の意味&本文和訳 保存倉庫
Read On! 1
If the World Were a Village of 100 People
世界がもし100人の村だったら
うちの娘の中学校の先生は素晴らしい人です。学級新聞のカタチで生徒に毎日メールを送ってくれます。(メールで送られる)そうしたいろんなメッセージの中に、私をとても感動させ、みなさんにそのメッセージを送りたいと思わせるものがありました。少し長いのですが、お願いします。
今朝、目が覚めたとき、みなさんは今日という日を喜びいっぱいに迎えられましたか?
今夜、眠るとき、(今日という日に)十分に満足できているとお考えですか?
今いるところが、大切だと思いますか?
こうした3つの質問全部に、「ええ、もちろん」と言えなければ、以下のメッセージは役に立つかもしれません。これを読めば、身の周りのものがすこし違って見えて来るかもしれません。
今日、世界には67億の人が暮らしています。もしこの世界が1つの村と同じ大きさだったら、世界はどのようなものになるでしょうか?
もしもこの村に100人の方が暮らしていたら、
50人が女性で、50人が男性です(訳者注:本当は仮定法過去ですから「~~になることでしょう」と訳した方がいいのかもしれませんが、ここでは効率性を重視して、簡便な訳し方にしてあります)。
28人が子供で、72人が大人です。
7人がお年寄りです。
90人が異性愛者で、10人が同性愛者です。
83人が白人ではなく、17人が白人です。
60人がアジア人で、14人がアフリカ人で、14人が南北アメリカ人で、11人がヨーロッパ人で、あとは(=残りの1人は)南太平洋(地域)の人です。
33人がキリスト教徒で、20人がイスラム教徒で、13人がヒンドゥー教徒で、6人が仏教の教え(= teaching )を信奉しています(= follow )。5人は木や石や、自然のすべてのものの中に精霊が宿っていると信じています。23人は、他の(いろんな)宗教を信じているか、あるいは、どんな宗教も信じていません。
17人は中国語を話し、8人は英語を話し、8人はヒンディー語を話し、8人はスペイン語を話し、4人はロシア語を話し、4人はアラビア語を話します。ここまでで(やっと)村のおよそ半分です。残りの半分はベンガル語、ポルトガル語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語、何か他の言葉(= some other language )をしゃべります。
いろいろな種類の人がいるこのような村では、みなさんとは違う人を理解し、他者を受け入れるようになる(= learn to ― ―することを学ぶ、学んで―できるようになる)ことがとても大切です。
でも、次のようなことを考えてみましょう。この村に暮らす100人のうち、14人は十分な食べ物を手に入れられません。1人は食べる物がなくって、瀕死の状態です(= be dying )。その一方で、15人は太り過ぎです。
この村にある富のうち、1人が40%を持っていて、49人が59%を持っていて、一番貧しい50人が、残りの1%を分けあっています。
この村のエネルギーのうち、19人が54%を使い、81人が残った46%を分けあっています。
82人は何らかの食べ物の供給を受け、風と雨から自分を保護する場所を持っていますが(→雨露をしのぐところがありますが)、18人にはありません。18人は、きれいで安全な飲み水がありません。
もしみなさん、銀行に預金があり、財布にお金があり、家(の周り)のどこかに予備の小銭があれば、その場合は(= if ~ , then …… )、みなさんは一番お金持ちの8人のうちの1人です(= be among ~ ~のうちの1人・1つ、~に属している)。
車をお持ちなら、一番お金持ちの7人に入っています。
村人のうち1人が大学の教育を受けます。18人がインターネットを使います。20人は(文字が)読めません。
もしみなさんが嫌がらせを受けたり、投獄されたり、拷問を受けたり、殺されたりしないで、ご自分の信仰と良心に従って、声を上げ、行動できるなら、その場合は、自由に発言したり、行動したりできない48人より幸運です。
もし、みなさんが爆弾や武装攻撃や地雷による死の恐怖や、武装集団によって暴行されたり、誘拐されたりする恐怖の中で生活する(→恐怖におびえて暮らす)のでなければ、その場合にはそうした恐怖におびえながら暮らしている20人より幸運です。
1年で、村に暮らす1人が亡くなります。でも、同じ1年で2人の赤ちゃんが生まれますから、その結果(= , so that ~ )、年末には村人の数は101人になります。
もしみなさん、こうした言葉が読めたら、3つの理由で幸運だということになります。第1に、みなさんのことを思って、こうしたメッセージを送ってくださった方がいるからです。第2に、みなさん、字が読めるからです。第3に、そして、一番大切なことですが、みなさん、生きているのですから。
「みなさんが与えたもの(= send out ~ ~を送り出す)は、みなさんのもとに再び帰って来ます」と言った人が、かつていました(=昔の人は言いました。巡り往くもの、また巡り環る、と)
ですから、心の底から歌いましょう。身体を自由に揺り動かして踊りましょう(訳者注:教科書の注にある「体を自由に揺れ動かして」は、日本語として成立していません。自動詞と他動詞の区別は日本語でも大切ですから、ご注意を)。その中に魂を込めて生きましょう。たとえみなさんが傷ついたことがあったとしても、一度も傷つかなかったかのように、何かを愛すときには、愛しましょう。みなさんと他の方々がここ、この村で暮らしているという事実を愛しましょう。
もしかしてだけど、わたしたちのうちの十分な数の人が私たちの村を愛するようになれば、村がバラバラになるのを救える可能性がまだあるのかもしれません。
If the World Were a Village of 100 People
世界がもし100人の村だったら
うちの娘の中学校の先生は素晴らしい人です。学級新聞のカタチで生徒に毎日メールを送ってくれます。(メールで送られる)そうしたいろんなメッセージの中に、私をとても感動させ、みなさんにそのメッセージを送りたいと思わせるものがありました。少し長いのですが、お願いします。
今朝、目が覚めたとき、みなさんは今日という日を喜びいっぱいに迎えられましたか?
今夜、眠るとき、(今日という日に)十分に満足できているとお考えですか?
今いるところが、大切だと思いますか?
こうした3つの質問全部に、「ええ、もちろん」と言えなければ、以下のメッセージは役に立つかもしれません。これを読めば、身の周りのものがすこし違って見えて来るかもしれません。
今日、世界には67億の人が暮らしています。もしこの世界が1つの村と同じ大きさだったら、世界はどのようなものになるでしょうか?
もしもこの村に100人の方が暮らしていたら、
50人が女性で、50人が男性です(訳者注:本当は仮定法過去ですから「~~になることでしょう」と訳した方がいいのかもしれませんが、ここでは効率性を重視して、簡便な訳し方にしてあります)。
28人が子供で、72人が大人です。
7人がお年寄りです。
90人が異性愛者で、10人が同性愛者です。
83人が白人ではなく、17人が白人です。
60人がアジア人で、14人がアフリカ人で、14人が南北アメリカ人で、11人がヨーロッパ人で、あとは(=残りの1人は)南太平洋(地域)の人です。
33人がキリスト教徒で、20人がイスラム教徒で、13人がヒンドゥー教徒で、6人が仏教の教え(= teaching )を信奉しています(= follow )。5人は木や石や、自然のすべてのものの中に精霊が宿っていると信じています。23人は、他の(いろんな)宗教を信じているか、あるいは、どんな宗教も信じていません。
17人は中国語を話し、8人は英語を話し、8人はヒンディー語を話し、8人はスペイン語を話し、4人はロシア語を話し、4人はアラビア語を話します。ここまでで(やっと)村のおよそ半分です。残りの半分はベンガル語、ポルトガル語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語、何か他の言葉(= some other language )をしゃべります。
いろいろな種類の人がいるこのような村では、みなさんとは違う人を理解し、他者を受け入れるようになる(= learn to ― ―することを学ぶ、学んで―できるようになる)ことがとても大切です。
でも、次のようなことを考えてみましょう。この村に暮らす100人のうち、14人は十分な食べ物を手に入れられません。1人は食べる物がなくって、瀕死の状態です(= be dying )。その一方で、15人は太り過ぎです。
この村にある富のうち、1人が40%を持っていて、49人が59%を持っていて、一番貧しい50人が、残りの1%を分けあっています。
この村のエネルギーのうち、19人が54%を使い、81人が残った46%を分けあっています。
82人は何らかの食べ物の供給を受け、風と雨から自分を保護する場所を持っていますが(→雨露をしのぐところがありますが)、18人にはありません。18人は、きれいで安全な飲み水がありません。
もしみなさん、銀行に預金があり、財布にお金があり、家(の周り)のどこかに予備の小銭があれば、その場合は(= if ~ , then …… )、みなさんは一番お金持ちの8人のうちの1人です(= be among ~ ~のうちの1人・1つ、~に属している)。
車をお持ちなら、一番お金持ちの7人に入っています。
村人のうち1人が大学の教育を受けます。18人がインターネットを使います。20人は(文字が)読めません。
もしみなさんが嫌がらせを受けたり、投獄されたり、拷問を受けたり、殺されたりしないで、ご自分の信仰と良心に従って、声を上げ、行動できるなら、その場合は、自由に発言したり、行動したりできない48人より幸運です。
もし、みなさんが爆弾や武装攻撃や地雷による死の恐怖や、武装集団によって暴行されたり、誘拐されたりする恐怖の中で生活する(→恐怖におびえて暮らす)のでなければ、その場合にはそうした恐怖におびえながら暮らしている20人より幸運です。
1年で、村に暮らす1人が亡くなります。でも、同じ1年で2人の赤ちゃんが生まれますから、その結果(= , so that ~ )、年末には村人の数は101人になります。
もしみなさん、こうした言葉が読めたら、3つの理由で幸運だということになります。第1に、みなさんのことを思って、こうしたメッセージを送ってくださった方がいるからです。第2に、みなさん、字が読めるからです。第3に、そして、一番大切なことですが、みなさん、生きているのですから。
「みなさんが与えたもの(= send out ~ ~を送り出す)は、みなさんのもとに再び帰って来ます」と言った人が、かつていました(=昔の人は言いました。巡り往くもの、また巡り環る、と)
ですから、心の底から歌いましょう。身体を自由に揺り動かして踊りましょう(訳者注:教科書の注にある「体を自由に揺れ動かして」は、日本語として成立していません。自動詞と他動詞の区別は日本語でも大切ですから、ご注意を)。その中に魂を込めて生きましょう。たとえみなさんが傷ついたことがあったとしても、一度も傷つかなかったかのように、何かを愛すときには、愛しましょう。みなさんと他の方々がここ、この村で暮らしているという事実を愛しましょう。
もしかしてだけど、わたしたちのうちの十分な数の人が私たちの村を愛するようになれば、村がバラバラになるのを救える可能性がまだあるのかもしれません。
コメント
コメントを投稿